射会・講習会レポート

🏹第51回田川市長杯争奪弓道大会に参加して
参加人数約240名。田川市のシンボルの花ツツジが色鮮やかで満開の射会でした。
弓道場から歩いてすぐのところに、風鈴寺と呼ばれる三井寺あり、ここを訪れた人たちが短冊に願いを書いた風鈴が約10,000個。風鈴が風に揺れ、心地よい音色の響きを聞きながら、落ち着いた雰囲気の境内をゆっくり散策しました。
明治より閉山される昭和46年頃まで炭鉱の町であった田川。
今では鮮やかな色を纏い、人々の目を楽しませてくれる町となって迎えて頂いた射会となりました。😊(石丸奈保子さん記)

🏹第69回 鹿島観桜弓道大会に参加して

天気予報と桜予報を気にしつつの参加で、鹿島城趾の広場では桜まつりがあっていました。

数日前の雨で花びらが散りはじめ、葉桜が目立ちましたが、大手門から本丸の正門である赤門まで、鍵型の折れ曲がった道の両側には、ずっと桜の木が植えられており、満開の時の、とてもキレイな石畳みの桜のトンネルをイメージしながら散策をしました。

参加人数、学生約50名、一般120名ほど。

的中すると、地元の学生の大きな声でヨシッ!と声援が響き、そして颯爽と矢取りや的前へ軽やかに勤しんでいる姿が印象的でした。

現在赤門は、鹿島高校の校門として使われているそう。

いつも歴史に触れる機会があり、情緒豊かな学生の住まう鹿島へ、機会があればまた行ってみたいと思う射会となりました。

来年、70周年の記念射会は4月6日に開催決定だそうです。😊(石丸奈保子さん記)

🏹第27回佐賀市遠的弓道大会に参加して

ひんやりと空気が冷たい早朝、スタッフの方々が遠的場の小石の矢道を、黙々となだらかにされている姿を目にしました。

待合場所には、冷える足元に温かい電気カーペットが敷かれており、参加者の呼び出しなどに便利なオープンチャットの活用や、戻ってきた矢の点数の自己申告制、お弁当の空箱や生ゴミ分別の事前の案内であったりと、参加者・スタッフ双方へ分かりやすく動線が作られていました。

参加人数100名ほど。

3年後の30回目は、佐賀城本丸館中庭で5年ごとに行われる遠的大会を盛大に開催をしたいとのお話を。

さり気なく、随所におもてなしを受け、60メートル先の的に続く矢に想いを乗せ、お稽古を増やしたいと思う射会となりました。😊(石丸奈保子さん記)

🏹第69回筥崎宮奉納弓道大会に参加して

一斉に頭を下げ、修祓が始まると、いつもの博多の森は一気に神気に包まれたかのように、光輝いていました。
神事の巻藁射礼では、天へ届くよう甲矢の掛け声「エーイッ!」と長く、地へ響かせるよう乙矢の掛け声「ヤッ!」と短く、すべてが静寂の中で執り行われ、厳かで神々しく、誰もが微動だにせず見入ってしまうほど、その場の空気が澄んでいました。
参加人数130名ほど。そのうち学生60名。
来年は70回目となる節目の年。
宮司さんより、奉納射会を戦後の混沌とした時より、人々の思いによって長く続けられている奇跡の感謝のお言葉を頂き、また、筥崎宮のお膝元・東区のスタッフの方々の清々しい運びにより、今日の射会が実現していることを思う射会となりました。
😊(石丸奈保子さん記)

🏹観月射会に関して 鎌田錬士五段より😊

今年のテーマには心眼に加え、

弓禅一致、茶禅一味という伝統武道と伝統文化を味わいながら、皆様の温故知新につながるひと時

が、もう一つのテーマでした。

それで西弓道クラブ茶道チームの武者小路千家で10年以上修練している稲富さんと、裏千家で修練中の上田さんにお茶を点てていただきました。

皆さんお茶も楽しんで頂けたようで良かったです。

 お茶は、星野園池の白です。まろやかで、口の中で余韻が残るとっても美味しいお茶でした。

観月射会も進化させてまいります。

 

🏹第27回 黒田杯弓道大会に参加して

朝倉市秋月。山々に囲まれた盆地で、外敵の侵入を防ぐには好立地なため、根拠地として、覇権を担う者には好まれた場所であったそう。
参加人数180名ほど。
遠的では、合図とともに1つの的へ向かって一斉に雄々しく、多くの矢が放たれていました。
会場の秋月城趾の中学校は風情のある校舎で、周りには木々が多く気持ちの良い空気が流れ、紅葉の訪れには少し早かったのですが、ふと、上を見上げると、青空はとても高い位置へ、見渡す限り、すでに秋の空が広がっていました。
秋月。次も足を運んでみたい歴史と景色に、出会えた射会となりました。😊(石丸奈保子さん記)

 

🏹第10回 水田天満宮奉納弓道大会に参加して

菅原道真公を御祭神、九州二大天満宮とされる水田天満宮で、その末社として、九州で生涯を終えるまで遠く離れた都の家族を想う御心を慰めようとして祀られたという、建立当初より鎮座、全国でも珍しい恋木(こいのき)神社は一社のみだそう。
秋晴れの中、宮司さんより清めのお祓いを頂き、道真公は弓の名手であったとのお話を。
今回初めて地元の中学生を招待し、各的では老若男女、ハートの形の的を射止めていました。
参加人数100名ほど。記憶を繋ぎ、忘れ去られることのないよう、様々な形で気持ちを傾け続けていく大切さを、そっと金木犀の香りを運んでくる秋風に想う射会となりました。😊(石丸奈保子さん記)

🏹第38回宗像市弓道大会に参加して

肌寒い朝。駐車場からお宮まで少しの坂を登る間、モミジの木々の葉の重なる隙間から、小雨の光る雫がとても綺麗で、お宮までの足取りが軽くなりました。お宮の隣に弓道場があり、4〜5月には、的の方と矢道にツツジが満開になるそうです。
参加人数100名ほど。雨の射会でも参加者に楽しんでもらうようにと、待合所のテントやブルーシートには、濡れないように目から鱗の様々な工夫がされており、スタッフの方々が雨漏りをしていないかと度々パトロールされたり、射場への段差付近では、足元や頭上に気を付けるよう、通るたびにお声を掛けて見守って頂きました。
八所宮(はっしょぐう)。お社の名前の由来は、4夫婦8神の祭神、今日はたくさんの方々から、温かく見守って頂いた射会となりました。😊(石丸奈保子さん記)

🏹第61回福島八幡宮放生会弓道大会に参加して

地元の町家界隈ではお祭りがあっており、放生会境内では燈籠人形の奉納公演を、山鹿の燈籠と縁があり、江戸時代より約280年、人々の手によって守り受け継がれている民俗芸能だそう。

射会参加人数300名ほど。粛々と、コロナ禍であった去年の約3倍の人々が集いました。

学生の、場を震わせるような大きな掛け声と仲間への声援、参加者の、ただいま!また来たよ!と、思わず故郷へ帰って来たようなフレーズ、スタッフの、とびきり明るい笑顔とユーモアのおもてなしに、永く続いている所以、後世へ伝え残していくための努力を続けられている姿に、自然と、温かさを感じる射会となりました。😊(石丸奈保子さん記)

🏹第41回伊万里正鵠会弓道選手権大会に参加して

恵みの雨に翻弄され。

終わってみれば、足元ばかりを見ていたことに気付かされました。

コロナの影響で2連続中止、去年は台風接近のため中止と、今回久びさの開催に高ぶる気持ちと雨雲の行く先が入りまじる雰囲気に、1番に晴れの天気を願ったスタッフの方々の弓を引く、力を尽くす姿に目を奪われました。

雨でしっとりとした道場は、明るみを抑えたライトに照らされ幽玄さを醸し出し、小山を切り開いた射場も、奥は雑木林が広がっており、魅力溢れる所でした。次回は周りを景色を見渡せるよう、上を向いていこうと思う射会となりました。😊(石丸奈保子さん記)

🏹阿蘇火の山旗納涼弓道大会に参加して

的の方には阿蘇五岳。視界には根子岳、高岳、中岳を。後ろを振り返れば、見守るように広がるなだらかな外輪山。
参加人数120名ほど。そのうち中学生・高校生、約40名。
今回、4年ぶりの開催とのこと。過去を大切にしつつ、新たに一歩を踏み出し、力強く歩み進める雰囲気に、雄大な山々の懐の安心感の中、心の思うままに伸々と大きく弓を引く学生の姿に、集う人々の優しい眼差し、あたたかく見守る姿が印象的な射会となりました😊(石丸奈保子さん記)

 

🏹山鹿灯籠まつり弓道大会に参加して

第36回山鹿灯籠まつり弓道大会へ。幻想的で有名な千人燈籠踊りは、第12代景行天皇のご巡幸を山鹿の里人たちが松明を掲げ、無事にお迎えしたことに由来するそう。
参加人数130名ほど。
入道雲の青空に、突き刺さる日差し、何をせずとも全身から汗がでる蒸し暑さの中、喉を潤し、体中に染みわたる冷たい麦茶やお抹茶のおもてなしをいただき、山鹿の伝統工芸品である燈籠と、参加者をお迎えする心根が、歴史とともに脈々と受け継がれ重なって感じる射会となりました。😊(石丸奈保子さん記)

 

🏹👀進行」係担当メモ (遠的大会に参加して 村田紀和さん記

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弓道進行係(覚書)
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